日を増す毎に其れは徐々に酷くなり
見るからに弱々しさは募り
堪えきれずに
大丈夫か、
と問えば僅か顔に苦痛を滲ませながらも
平気だ、
と応える。
幾度繰り返してもやはり応えは変わらぬ儘に
ただただ時は流れゆき
最後に残ったものは、後悔だとか虚しさだとか
何やら負の感情ばかりが蓋を押し上げる
例えば其れは元から解っていたことで
如何にも出来ぬもので
だけれども
決心を固めれば固める程に
静かにしかし着実に進むは
――嗚呼結局は私が引き起こした災難ではないか、
其の考えから逃れようとでもするかの様に再び尋ねるのである
聞かなくとも既に答えは解っていて尚
少しでも罪の意識を忘れる為に今日も今日とて尋ねるのである
「大丈夫か」
と。
浅ましきこと限りなし。
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